加飾する代表的な方法は多色転写
加飾できる方法の中で、多色転写は多色印刷を一工程で実現できます。
成型品の完成度を高めるために役立ち、容器などに使用されています。
カタニシルクスクリーン転写箔においては、熱と圧力でそのまま転写が可能です。
ベースフィルムに絵柄をシルク印刷し、その絵柄のまま転写できるのです。
風合いに優れた加飾であり、細字印刷をしたいときも適しています。
転写箔はシリコンロールを加熱し、容器などに圧力を与えることで転写します。
瞬時転写が可能であり、いろいろな成型品に活用できるのが強みです。
ロール式やアップダウン式などの方法があり、用途にあわせて選択されます。
よくあるロール式やアップダウン式には、ホットスタンプ箔という方法があります。
プラスチックのほか木や金属など幅広く活用できるのが特徴です。
グラビア転写箔はグラビア印刷を活用した方法で、写真パターンやグラデーション表現技法などを駆使できます。
メタリックにしたい部分があるときは、アルミ蒸着とエッチング技法などを併用していきます。
スクリーン転写箔はロールスクリーン印刷機を活用した方法です。
さまざまな色を印刷できるのが特徴で、10色以上にも対応可能です。
小ロット生産にも対応している加飾方法として知られています。
デジタル転写箔は印刷版が不要となるのでコスト削減が期待できるでしょう。
特に小ロット生産において強みを発揮するので、生産規模がそれほど大きくない場合に適しています。